本書のポイント
- データから価値を生み出すためのデータマネジメントに関する知識体系が網羅的にまとまっており、全体像を学ぶことができる。
- すべての章を精読するのではなく、自分の仕事に必要な章を深堀りして読む、困った際に立ち返って該当部分を参照するような辞書的な活用方法に向く。
- データマネジメントに必要な各要素について取り組む際の考え方やゴールといったチェックポイントが分かる。
レビュー
データ基盤を作る、今あるデータを活用しやすいように改善する、データ品質の管理をする、そういった取り組みをいざ始めてみると色々なところに落とし穴があることに気がつく。またその落とし穴は組織の仕組みや体制であったり、管理対象の複雑性だったりと様々だ。
本書(以下、DMBOK)はタイトルの通り、そういったデータマネジメント全体に関する知識体系したものだ。データマネジメントの様々な側面の一つ一つが数十ページのボリュームで詳細に書かれている。
DMBOKの読み方、使い方は様々あるが、DMBOKの中で書かれている通り、示された施策の例やフレームワークをすべて使わなければならない、というわけではない。というのも企業によって組織の中でできること、優先すべきことは異なるからだ。そこで、すべての章を精読するのではなく、自分の仕事に必要な章を深堀りして読む、困った際に立ち返って該当部分を参照するような辞書的な活用方法をおすすめする。
また、各章ごとに目指すべきゴールや実施すべき取り組み、考えるべきルールが整理されている。実際に自分の会社でデータマネジメントやデータガバナンスの取り組みを実施する際のチェックリストとしても役に立つ。
DMBOKはデータマネジメントに関する知識体系をまとめたものであるため、特定のサービスや技術について知りたい場合は他の専門書を読むことをおすすめしたい。
社内のデータ活用の推進者、DX推進者が社内のデータマネジメントに着手する際のバイブルとして必読の一冊だ。
本書(以下、DMBOK)はタイトルの通り、そういったデータマネジメント全体に関する知識体系したものだ。データマネジメントの様々な側面の一つ一つが数十ページのボリュームで詳細に書かれている。
DMBOKの読み方、使い方は様々あるが、DMBOKの中で書かれている通り、示された施策の例やフレームワークをすべて使わなければならない、というわけではない。というのも企業によって組織の中でできること、優先すべきことは異なるからだ。そこで、すべての章を精読するのではなく、自分の仕事に必要な章を深堀りして読む、困った際に立ち返って該当部分を参照するような辞書的な活用方法をおすすめする。
また、各章ごとに目指すべきゴールや実施すべき取り組み、考えるべきルールが整理されている。実際に自分の会社でデータマネジメントやデータガバナンスの取り組みを実施する際のチェックリストとしても役に立つ。
DMBOKはデータマネジメントに関する知識体系をまとめたものであるため、特定のサービスや技術について知りたい場合は他の専門書を読むことをおすすめしたい。
社内のデータ活用の推進者、DX推進者が社内のデータマネジメントに着手する際のバイブルとして必読の一冊だ。
目次
第1章 データマネジメント
第2章 データ取扱倫理
第3章 データガバナンス
第4章 データアーキテクチャ
第5章 データモデリングとデザイン
第6章 データストレージとオペレーション
第7章 データセキュリティ
第8章 データ統合と相互運用性
第9章 ドキュメントとコンテンツ管理
第10章 参照データとマスターデータ
第11章 データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス
第12章 メタデータ管理
第13章 データ品質
第14章 ビッグデータとデータサイエンス
第15章 データマネジメント成熟度アセスメント
第16章 データマネジメント組織と役割期待
第17章 データマネジメントと組織の変革
第2章 データ取扱倫理
第3章 データガバナンス
第4章 データアーキテクチャ
第5章 データモデリングとデザイン
第6章 データストレージとオペレーション
第7章 データセキュリティ
第8章 データ統合と相互運用性
第9章 ドキュメントとコンテンツ管理
第10章 参照データとマスターデータ
第11章 データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス
第12章 メタデータ管理
第13章 データ品質
第14章 ビッグデータとデータサイエンス
第15章 データマネジメント成熟度アセスメント
第16章 データマネジメント組織と役割期待
第17章 データマネジメントと組織の変革
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