変える技術、考える技術

書籍キャッチコピー
行動が変われば、人生が変わる
著者名
高松 智史
出版社名
実業之日本社
価格
1485
ページ数
219
出版年月日
2021/06/24


本書のポイント

  • 砕けたユーモアのある単語で書かれているため、内容を覚えやすい。
  • 抽象的な概念ではなく、具体的なアクションまで落とし込まれている内容であるため、学んだことを実践しやすい。

レビュー

本書は、コンサルティングファーム出身の筆者が、「スウィッチ化」というキーワードをもとに働く上で大事である要素を実用性重視の一冊となっている。コンサルティング出身者の著書でよくありがちなロジックシンキングやMECEなどのフレームワーク中心の話ではなく、「即レスすること」や「議事録の書き方」など会社で他人と一緒に働く上で大事な思考や行動についての内容が中心となるため、コンサルティング以外の業界で働く人にとっても参考になる。

本書の1つ目の特徴は、「内容を覚えて、すぐ実践してもらう」ことを第一と考えているため、砕けたユーモアのある単語で書かれていて内容が覚えやすいことである。例えば、仕事のやり方や考え方に関するビジネス本を読むと「表現は丁寧で非常に万人が読める本だったが、読んだ後にあまり印象に残らなかった」という現象に陥ることがよくある。それに対して、本書では「ポンコツ発言」や「論点バカ」などくだけた表現や非常に覚えやすい単語を用いているため、内容が頭に残りやすい。

本書の2つ目の特徴は、具体的なアクションまで落とし込まれている内容であるため、学んだことを実践しやすいことである。例えば、書籍の中で紹介されているアクションとして、「イ」を「ム」に言い換えるというものが紹介されている。これは例えば「イライラ」した時に、「イライラする」を「ムラムラする」と言い換えることで、ビジネスの場面で感情的になるのを抑えることができるというものである。このように具体的に実践しやすいアクションが紹介されていることで、アクションを通じて働く上で大切な考え方を身につけていくことができる。

ロジカルシンキングやMECEなどのコンサルティングのフレームワークを学びたい人にはおすすめできないが、他人と一緒に働く上で役立つ思考・行動について学びたい人におすすめの一冊だ。

目次

第0章「変化」のキーワードは「スウィッチ化」
第1章全てはここから始まる「愛と想像力」
第2章なにがなくとも「チャーム」
第3章戦い方が異なる「答えのないゲーム」
第4章ポンコツの誤解‐フレームワーク、MECE、因数分解、ロジック
第5章本質を見抜く「二項対立」
第6章タスクバカ/打ち手バカからの脱却、「論点バカ」
第7章ファクトではなく「示唆(SO‐WHAT)」

この書籍に興味がある人へのおすすめ


レビューワー

Yu Ohta

関連記事

  1. だから僕たちは組織を変えていける やる気に満ちた「やさしいチーム」の作り方

  2. プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

  3. コンサル一年目が学ぶこと

  4. シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成

  5. 考える技術・書く技術

  6. データ×AI 人材キャリア大全 業種・業務別に見る必要なスキルとキャリア設計

  7. ChatGPTの頭の中

  8. 意思決定のための「分析の技術」

  9. Pythonで学ぶアルゴリズムの教科書 一生モノの知識と技術を身につける